上手くなる子、下手なままの子の違い(練習編)

ミニバス

はじめに

子供を指導していて(練習を見ていて)、「この子は上手くなりそう」「この子は上手くならないだろうな」という子はすぐ分かります。
要注意な子に対して上手く指導する為に、その特徴を整理します。

自分に厳しい

結論、上手くなる子は自分に厳しいです。
試合を想定する、DFを想定する、苦手な事を練習する、難しい技術を練習する。
苦しい、楽しくない、格好悪いかも知れませんが、それが必要であればやります。
上手くならない子は自分に甘いです。
楽しい練習、楽な練習、成功する練習、格好良い練習をします。
上手くなるかならないか、必要は不要かは関係ありません。

試合を想定した練習をする

よく役に立たない練習の事を「練習の為の練習」と言いますが、上手くならない子の練習は端的に言ってこれに尽きます。
「どんなに頑張ってもレギュラーになれない」という様な事を言う子がたまにいます。どれだけ頑張ったのか?を聞くと役に立たない練習を長時間している事があります。
リング近くからフリースローの様にゆっくり打つジャンプシュートを10000本練習して精度100%になったとしても何の役にも立ちません。
右からのゆっくりまっすぐの普通のレイアップや、下を向いてのレッグスルーも同じです。

長期的な視点を持つ

下手なままの子は、今楽しむ事を優先する傾向が強いです。
5対5や3対3のゲームが好きで基礎練習は嫌い、基礎練習の中でもシュート練習ならギリギリやる。という感じで、数ヶ月後にこうなりたい、だから今この練習をするという計画はありません。
一方、上手くなる子は苦しい事が好きな訳ではありません。
ただ上達する事が楽しく、長い目で見ると上手くなる事が楽しいのでやっています。

特徴一覧

練習種類上手くなる子下手なままの子
筋トレするしない
スタミナトレするしない
ボールハンドリングするしない
ドリブル必要な、苦手なドリブルを練習する
(例:左手)
好きなドリブルの練習だけする
(例:レッグスルー)
上を向く下を向く
上手いDFに付かれている前提フリー前提
前後左右に動きながらドリブルする静止状態でドリブルする
レイアップ苦手な方向から打つ
(例:左、正面、横等)
右からしか打たない
DFをかわしなが打つ
(タイミング、シュートの場所等)
一定のリズムで打つ
(例:右足→左足→リリース)
色々な種類のレイアップを打つ
(例:バックシュート)
普通のレイアップのみ
DFを抜いてから打つDFはいない前提
(リングにまっすぐ進む)
リングから目を離さないドリブル中は下を向いて、
シュート時に初めてリングを見る
ジャンプシュートドリブルから、パスミートから打つ静止状態から打つ
(フリースローの様に)
できるだけ遠くから打つリング近くから打つ
速く打つゆっくり打つ

注意事項

自分に厳しく、できない事をやるのが良いと言っても、掛け算ができる程度で方程式の理解もないのに微分積分を勉強する様な事をやってしまうのもまた上手くならない子にありがちです。
よくダブルクラッチ、レッグスルー、3Pシュートなどをやりたがる子がいますが、基礎ができてこそです(特に男の子)。
私の経験上、ほとんどの場合が、そもそもハンドリング(ドリブルではない)の練習が絶対的に不足しているに行きつきます。特に左手(利き手でない方)。
やりたい気持ちを押さえつけてばかりも良くないのでその辺りのさじ加減は難しいですが、仲間と競争させながら上手く基礎的な技術の方を先に練習する様に持っていく様に心掛けています。

上手くなる子、下手なままの子の違い(考え方編)」参照
もしミニバスコーチが「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだら」参照

下手なままの子をどう指導するか

上手くなる子は少しのアドバイスで自分で考えて勝手に上手くなっていきます。
ではそうでない子はどうするか?
これは難しいテーマです。
こういう子はだからダメなんだ!という事を言いたい訳ではありません。
こういう子をできるだけ強制させずに、上手くするのがコーチに求められている能力の一つであると思います。
私は具体的には競争、上達の数値化等を駆使して子供が自発的に努力する様に持っていっています。
それもなかなか上手くはいかないので日々努力です。

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